静岡県富士宮市にある「富士山本宮浅間大社」
全国に約1,300社ある浅間神社のトップであり、駿河国一宮をいただく格式が高い神社です。世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つでもあります。
地元の人からは「お浅間さん」と親しまれており、県内外を問わず多くの参拝者で賑わっています。
この記事では、地元に住んでいる私が
- どんな神様がお祀りされているの?ご利益は??
- 浅間大社の見所は??
- どんな御朱印がいただけるの?
についてご紹介します!
富士山本宮浅間大社のご祭神
まず初めに、浅間大社にお祀りされている神様をご紹介します。
主祭神
主祭神は木花之佐久夜毘売命という女性の神様です。
別名、浅間大神とも言われています。
とても美しい神様で、瓊々杵尊という神様が一目惚れし即結婚を申し込んだほど!
しかし…
結婚してすぐに妊娠したために夫神から「本当に自分の子か?」と不貞を疑われてしまいます。
夫の失言にそれはそれは激怒した木花之佐久夜毘売命は、無実を証明するために出入り口のない産屋に火を放ち、燃え盛る炎の中で3人の子供を出産しました!
ご利益は家庭円満・安産・子安・火難消除・航海・漁業・農業・機織などがあります。
家庭円満と火難消除には何か含みを感じますが(汗)
全国から多くの信仰を集めています。
相殿神
瓊々杵尊 | 木花之佐久夜毘売命の夫。一緒に祀られているということは、あの失言は許してもらえたんですね。 |
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大山祇神 | 木花之佐久夜毘売命のお父さん。山の神様。 |
富士山本宮浅間大社のご由緒
次に浅間大社のご由緒を紹介します。
「富士本宮浅間社記」によると、第7代考霊天皇の時代(弥生時代)に富士山が噴火し、長期に渡って国中が荒れ果てたそうです。
それを悲しんだ第11代垂仁天皇が、浅間大神を山足の地にお祀りしたことが浅間大社の起源とされています。
その後噴火が静まり、人々は平和に暮らせるようになったそうです。
のちに、第12代景行天皇の時代にヤマトタケルが山宮の地に浅間大神を祀り(山宮浅間神社)、第51代平城天皇の時代(平安時代)に山宮の地から現在の場所に遷座したと伝えられています。
富士山はだれのもの??
日本一高い山である富士山。
実は富士山の8合目以上は浅間大社の境内地なのをご存知でしょうか?
山頂には奥宮が鎮座しているので、富士登山された際には是非お参りして下さい。
よく山梨県民と静岡県民で繰り広げられる「富士山はどっちのものか!?」対決。
山頂は浅間大社の敷地です。
富士山山頂の噴火口は浅間大神が鎮まる禁足地です。噴火口の深さが富士山8合目に達することから、8合目以上が境内地となっています。
富士山本宮浅間大社の鳥居
特にオススメなのは「一之鳥居」と「二之鳥居」です。
朱色の鳥居と一緒に富士山を望むことができます。
一之鳥居
一之鳥居。
鳥居の前は交通量の多い道路なのでご注意を!
奥に見える建物は2017年に開館した静岡県富士山世界遺産センターです。
天気がいい日はテラスから富士山が見えるんですよ(^^)/
二之鳥居
駐車場の近くにあるのがニ之鳥居です。
ここも富士山が良く見えるスポットとして有名で、鳥居と富士山が写るように写真を撮っている方をよく見かけます。
三之鳥居&参道
参道の奥に見える白い鳥居が三之鳥居です。
お祭りの日はこの参道に沢山の屋台が並ぶんですよ。
富士山本宮浅間大社の社殿
浅間大社の社殿は、徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利したお礼として、1604年に寄進されたそうです。
寛永や安政の大地震などで倒壊した建物もあるため、現存するのは楼門・拝殿・幣殿・本殿のみになります。
境内には約500本の桜の木が植えられています。
朱色の社殿とピンクの桜、雪をかぶった富士山のコラボレーションは素晴らしいの一言!
夜桜のライトアップも行っているので、是非訪れていただきたいです。
楼門
楼門の前にある祭られた石は鉾立石といいます。かつて神事に使われていました。
拝殿・本殿
こちらは拝殿。
奥に見える2階建ての建物が本殿です。
特に本殿は国の重要文化財に指定されているほど貴重な建物です。
桜の季節には夜桜も楽しめるようにライトアップされ、とても幻想的な雰囲気になります。
ハート型の窓から拝殿が見える!
境内にはハート形の窓(猪の目)から拝殿を見ることができるスポットがあります。
ぜひ探してみてくださいね。
富士山本宮浅間大社の授与所・祈祷殿・社務所
授与所・祈祷殿ではお守りの授与や祈祷の受付、社務所では御朱印をいただくことができます。
富士山本宮浅間大社の御朱印&クリップ
- 授与時間:8時30分~16時30分
- 初穂料:500円
- 御朱印帳に直書きです
- 記念品のクリップがもらえます ※ランダムです!
お正月にいただいた御朱印
5月5日流鏑馬祭りの時にいただいた御朱印&クリップ
流鏑馬祭りの時にも御朱印をいただきました!
いつもの御朱印でした!
お祭りの日だったので「もしかして限定御朱印かも?」と期待していたのは秘密です。
7月10日富士山・山開きの日限定!御朱印
7月10日は静岡県側の富士山山開きの日です。
浅間大社では開山式が行われ、御朱印も限定仕様になります。
一年に一度、この日しかいただく事ができない御朱印なんですよ。
記念品のクリップ
浅間大社では御朱印と一緒に記念品のクリップをいただくことができます。
私が今までにいただいたクリップをご紹介します!
湧玉池
富士山に降った雨や雪が地中に染み込み、長い時間をかけてろ過され、きれいな湧き水となってこの地に湧き上がっているそうです。
この透明度、すごくないですか?
国の特別天然記念物に指定されており、また平成の名水百選にも選ばれています。
昔は、富士登山をする人はここで禊をして身を清めてから登山に挑んでいたそうです。
水温は年間を通して13℃。
とっても冷たいです。
調べたところ、水温13℃は入り続けると命の危険がある温度なのだとか。
富士山登る前から命がけだなんて…ハードモードすぎる!!
ちなみに湧玉池はパワースポットでもあるようです。
確かにご利益ありそうですよね!
特に早朝に訪れてみてください!
朝の日の光を浴びてキラキラ輝く水面は本当に美しいです!
こちらも湧き水。
なんだかそのまま飲めそうな雰囲気をかもし出していますが、飲めません。
もう一度言います。飲めません。
重要なことなので敢えて二回言いました。
間違えてもそのまま飲んではダメですよ!!
どうしても飲みたい場合は、しっかり煮沸をしてくださいね。
持ち帰り用のボトルが湧玉池横にある水屋神社前に置かれていました。
初穂料は200円でしたよ。
みんなの憩いの場!ふれあい広場
きれいに整備された広場もあります。
お祭りの時期には多くの屋台が並ぶ場所でもあります。
地元の方の憩いの場。
沢山の子どもが水遊びをしていました。我が家の息子も大興奮。
※コロナ流行前の画像です。良い時代でした…
小さくて浅い川。
水温は結構低かったです。冷たかった!
浅間大社の基本情報
住所 | 静岡県富士宮市宮町1-1 |
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開門時間 | ※季節によって開門時間が変わります ・11月~2月:午前6時~午後7時(通常) ・3月、10月:午前5時30分~午後7時30分(通常) ・4月~9月:午前5時~午後8時(通常) |
祈祷受付 | 午前8時30分~午後4時30分(神楽は午後4時まで) |
駐車場 | 有 ※詳細については下記に記載しました |
公式Webサイト | 富士山本宮浅間大社ウェブサイト |
駐車場について
浅間大社の駐車場は第一駐車場と第二駐車場の2か所です。
駐車料金:1時間200円、1日1,500円
※参拝者のみ30分以内の出庫は無料です。
※祈祷者は2時間無料となります。
駐車時間:午前5時~午後7時まで
※出庫は24時間出来ます
※臨時駐車場について
流鏑馬祭(5月4・5・6日)・例祭(11月3・4・5日)・正月3が日の期間中は、臨時駐車場をご利用下さい。 詳細は各月の行事予定をご覧下さい。各ページとも後方に臨時駐車場のことが書かれています。
アクセスマップ
JR身延線富士宮駅から歩いて10分程度です。